運動ダイエットがなんだかんだで最強でした

うまく設計され、正しく実行された「運動ダイエット」は、食事制限をまったくしなくても肥満者の脂肪を効果的に減らすことが可能である、とするエビデンスが、ムーディ、コリアス、バスカークの3名の学者によって確かめられています。さて、この実験によると、肥満の女子学生を対象に週4回、1時間のウォーキングないしジョギングを8週間続けた結果、平均2・5キロの体重減少がみられました。彼女たちの体組成を測定したところ、減ったのは主に脂肪で、筋肉や骨などの量を示す除脂肪体重は、わずかですが確実に増えていました。

 

この実験結果から、運動ダイエットは大切な筋肉や骨などのカラダの構成成分は減らさずに、脂肪だけを確実に減らせることが分かりました。食事制限によるダイエットでは、脂肪だけでなく、大切なカラダの構成成分もいっしょになくしてしまいます。「激ヤセダイエット」や極端な糖質制限を伴う「炭水化物ダイエット」のために、自分の筋肉を捧げるようなもの。アフリカで飢饉の被害にさらされた子どもたちのような状態を、カラダに強いることになるのです。筋肉が痩せ細れば、当然、基礎代謝が低下して、カラダが「省エネ」モードに入り、ますます痩せることに耐性をもった体質に変身していきます。さらに、筋肉をなくした体はメリハリがなく、皮膚はたるみ、「ダイエットやつれ」してしまうわけです。一方、運動ダイエットはカラダをやつれさせずに、しかも心臓、循環器などの機能を上げるので、皮膚や末梢への血行も良くなります。さらには便秘も改善傾向に向かい、美しく痩せるにはもってこいです。